代表挨拶自律した個が織りなす
公共を創る

古見 彰里

代表挨拶・
ブランドメッセージ

日本は、いま人口減少の局面を迎えています。「Update/更新」ではなく「Reborn/再生」ともいえるほどの大胆な変革が待ったなしで迫られています。このチャレンジをするためには、何が必要なのか。そのことを考え抜いたとき、私たちは「自律」と「公共」という2つのキーワードに至りました。
現在の様々な問題はいずれも公共的な問題でありながら、その対応は「官」や「行政」にお任せ、となりがちです。しかし、公共的な問題は、本来「みんなの問題」であり、「みんな」には「わたし」も含まれます。
これからの社会においては、一人一人が「公共」を自分事として捉えて(=自律的に)関与していく社会づくりが必要であり、それがGLAVISが目指す社会です。

代表取締役 
古見 彰里 Profile

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商社に勤務後、2001年に朝日アーサーアンダーセン(現 PwCコンサルティング合同会社)に入社し、公共機関や民間企業に対する業務改革やデジタル化支援のプロジェクトを手掛ける。2010年、グラビス・アーキテクツを設立し、代表取締役に就任。2008年より北海道大学経済学研究科にて非常勤講師、独立行政法人国立公文書館のCIO補佐官、2019年より札幌市の市政アドバイザーを務める。2023年からグラビスグループの代表も兼務。

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自律した個が織りなす
公共を創る

高度成長、バブル経済とその崩壊(昭和)、失われた30年(平成)を経て、令和となった日本には大きな変革が待ったなしで迫られています。

そして、この変革は、「Update/更新」ではなく「Reborn/再生」ともいえる大胆なものでなくてはならないと考えています。

現在の日本が直面している社会問題は多岐にわたり、複雑化しています。

「下げ止まり状態の労働生産性と他の先進国と比較して上がらない賃金」「地方と都心の格差。シルバー民主主義的な世代間格差、所得に基づく教育格差などの格差問題」「生産年齢人口の減少による経済の縮小と社会保障費の増加」‥‥など、

主要な問題をみただけでも、その原因は深く、また、いくつもの要素が絡み合っていて、単純な対策では解決への道は見いだせません。

これらの問題を解決するためには、例えば経済の側面でいえば、生産性の向上による一人当たりGDPの向上は必須になります。

そのためには、いまだに引きずっている昭和の高度成長期のパラダイムから脱却し、これからの環境に適応した日本独自の新しい産業構造の構築=イノベーションを誘発する環境の整備が必須となります。そして、こういった抜本的・本質的な改革・変革を、人口減少の中で推進していくことが求められています。

この途方もないチャレンジをするためには、何が必要なのか?そのことを考え抜いたときに、私たちは二つのキーワードに至りました。それが、「自律」と「公共」です。

社会の近代化にともない、「公」と「私」は異なる概念と捉えられるようになり、「公共」が「官」「行政」と同義となり、「公共」的な社会問題については、「行政」が主体者として解決するものという構図が確立しています。

しかしながら、本来、公共的な問題は「みんなの問題」であり、その「みんな」には「わたし」も含まれます。問題がより複雑化し、一方で、その解決を担う「行政」は労働人口減少の中で供給力が低下し続けていく今後の社会においては、「公共」の本来の姿に立ち戻り、市民一人ひとりが「公共」を自分事として捉えて(=自律的に)関与していく社会づくりが必要になると考えています。

さまざまな自由や権利を不断の努力により保持するための自己立身的な責任感である「自律」と、決して権利を濫用せず(つまり自己中心的、他責的ではなく)、他人事ではなく自分事として社会のあらゆる課題を捉える「公共」の福祉に資する責任、のともすると相反する概念を両方大切にしていく社会。

それこそが、私たちGLAVISが目指す社会です。

私たちは、公共とは「共に創(作)る公(おおやけ)」であり、「公(おおやけ)とは果てしない共感」であると考えています。社会を構成する市井の我々一人ひとりがこの精神性を大事に社会経済にコミットしていくことこそが、日本のRebornに必要であると強く考えています。

そして、この精神性はそのままGLAVISという集団の精神性であることを宣言します。

私たちGLAVISグループは、「自律」と「公共」という二つの価値観を日本の社会経済の価値観として重ねていけるよう不断の努力をしていきます。